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絵本を作ろうワークショップ

今日は、新潟県上越市にある小川未明文学館で「小川未明の童話を読んで絵本を作ろう」というワークショップをやって来ました。
今年の頭に発売した小川未明の「野ばら 月夜とめがね」の挿絵を描いた事で、今回文学館の方から講演会をして欲しいという依頼を頂きました。
面白そうだったので、二つ返事で引き受けさせてもらったんですが
ただ話すだけの講演会だと1時間半は、ちょっと難しいなぁと思って絵本作りのワークショップをする事にしました。

昔、荒井良二さんのワークショップのお手伝いを何度かした事があったので
その時の経験から、今回のワークショップを思いつきました。
小川未明は短い童話を沢山書かれているので
それを用意してもらって、読んでから絵本を作れば出来るんじゃないかと思ったんですが、これがなかなか思い通りには行かない。。

まず小川未明の童話は1500編もある。
次にどの話が短くてどの話が長いのかわからない。
小学校高学年や大人の方なら、少しくらい長くても読むのは問題ないけど、低学年の子には長い文章を読む事自体が難しい。
最初は読んでもらってたんやけど、読むだけで集中力が切れてきそうだったので
急遽変更して、低学年の子どもたちにはタイトルだけを見て
物語を、イメージして絵を描いてもらう事にした。

最初っから想定外の事が起こったので
先行き不安にスタートしたんですが
いざ作り始めるとみんなどんどん集中して
制作が進んでる。

小学1年生から70代の方まで幅広い年齢層の参加者たち。
子どもの方が柔軟に想像力を働かせて絵本を作れると思っていたんですが
70代の方々も素晴らしい想像力を発揮して
みなさんの個性が存分に出た絵本が出来てました。

どうなる事かと思ったワークショップでしたが
終わって見ると1時間半があっという間で、時間が足りないくらいでした。
最後にみんなの作った絵本を並べてもらって、見せ合いっこしている姿を見た時は
ホントにこのワークショップをやって良かったな〜と感無量でした。
2、3時間のワークショップも出来るな。とか
低学年は、1時間半でちょうど良かったなとか。
文学館の方と話あいながら、またワークショップをする機会があれば
あーしてみたい。こーしてみたい。とイメージが出てきました。

いままで、人に教えたりする事は、ほとんどしてこなかったけど
教えたりする事で自分にも学ぶ事が多いなと実感出来たので
今後はこういう機会を増やしていきたいなと思いました。

文学館のみなさま。
今日は本当にお世話になりました。
来年は「野ばら 月夜とめがね」の原画展もさせてもらいますので、よろしくお願いいたします。

それにしても、面白い絵本が何冊も出来てたな〜
いい勉強になったわ〜


本日の絵しりとり。
前回が『』だったので「い」から
『犬』


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絵本を作ろうワークショップ_f0182005_22133345.jpg

by nakagawa-takao | 2016-11-06 17:33 | 絵しりとり